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投資部のキャプテンを引き継いだ途端、プレッシャーのあまり逃げ出した新部長の渡辺信隆。そして1週間後、渡辺は自分の代の投資スタイルを決めて戻ってきた。そのスタイルとは、「臆病者の投資法」。一体どんな方法なのか? 具体的に説明しよう。

『インベスターZ』では最近、投資部の部長が交代した。株の売買について天才的な勘を持つ神代圭介から、いつも竹刀を振っているだけに見えていた渡辺信隆にキャプテンが引き継がれた。大丈夫か? と思う間もなく、逃げ出してしまった渡辺。まさか、こんなにプレッシャーに弱いとは……。
1週間後、放浪の旅から戻ってきたとき、渡辺は自分の代の投資スタイルを「臆病者の投資法」と決めていた。

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臆病者の投資法。
それは「分散」長期」「低コスト」の3つを兼ね備えた方法だという。

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いったい、どういうことなのか? 具体的に解説していこう。

その1「分散」

「分散」とは、分散投資のこと。
個別の銘柄に集中的に資金を投入すると、うまく当たって値上がりした時には利益が大きいが、値下がり時の損失も大きくなる。つまり、集中投資は「ハイリスク・ハイリターン」。臆病者がもっとも嫌う言葉だ。

そうではなく、「株式会社の国、業種などを分ける」「売買のタイミングを分ける」「株式以外の他商品(国債、金など)も交える」など、さまざまな投資商品に分散して投資すれば、リスクが低くなる。
例えば、中東で紛争が激化して石油価格が値上がりし、化学、自動車、運輸などの収益を圧迫したとしよう。それらの株を保有していて値下がりしても、石油高騰とは関係の薄い外食産業なども持っていれば、全体で見て値下がり分を吸収して損失は少なくて済む。
分散投資は、臆病者にとってテッパンの投資法なのだ。

その2「長期」

「長期」とは、長期保有のこと。
すぐに売買しないで株式を持ち続け、企業が成長して株価が上がるのをじっと待つスタイルだ。円高などの為替要因、景気の変動などで株価が下がり出すとつい売りたくなるが、成長性が期待できる企業なら、その波を乗り越えて業績を立て直し、株価が上がってから売るほうが確実だ。

日本には長期保有を歓迎する会社が多く、「長期株主優待制度」を導入して長期株主を獲得しようとする会社もある。株主優待を期待する個人投資家であれば、保有する楽しみも得られるだろう。

世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェットは、コカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、ナイキなど、成長が見込めると確信した複数の銘柄を長期にわたって保有し、大成功した。反射神経の問われる短期売買でなく、じっくり慎重に運用する臆病者の投資法でも、大儲けできることを実証したのがバフェットだ。

その3「低コスト」

ここで言う「低コスト」とは、手数料の安さを指す。
最近はネット証券が普及し、リアルな店舗だけに頼っていた時代に比べて手数料が低く抑えられるようになった。各証券会社のホームページなど、ネットでいくらでも情報が得られるので、マメに調べさえすれば、低コストが実現できるだろう。

三田サイトでも一度、ネット証券の手数料について各社の特徴を紹介している。ぜひ参考にしてほしい。
http://mitanorifusa.com/news/stockinvestment_biginer_07/

分散、長期、低コスト。この3つを守り、石橋を叩いて渡る「臆病者の投資法」。
神代の代からは随分とやり方が変わりそうだが、渡辺のようなキャプテンがいるのも面白い。今後、投資部がどうなっていくのか。渡辺の手腕に注目だ。
ガンバレ、信隆!

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