アルバイト/パートの求人メディアとしても有名なタウンワークが特別体験できる仕事として謳っている「激レアバイト」。先日、三田紀房のマネジメントを行う私たちの会社・コルクに「激レアバイト」から受け入れ先としてのオファーを頂いた。大石さん(女性)、太田さん(男性)の二人の学生を1日三田紀房スタッフの一員として迎え、共に仕事をしたその様子をお届け!これまで見ることのなかった三田紀房スタッフの裏側を大公開!!
激レアバイトで来てくれたお二人。
■三田紀房スタッフの仕事
三田紀房スタッフの我々はクリエイターエージェントの会社・コルクのスタッフとして、契約作家・三田紀房を支えるマネジメント業務を行っている。作家が安定して長く創作活動を続けられる環境をサポ―トすることを目的としており、作家だけでなく作品やファンのマネジメントまで行う。作家のイベント開催や、作品の編集にはじまり、作品の著作権をつかった企業広告のタイアップやSNS運営、または物販など業務は多岐に渡る。具体的に、普段スタッフが行っていることが下記のような内容だ。激レアの二人の仕事ぶりを通してお届け!
①インベスターZ入稿作業(文字起こし)
SNSや公式サイト以外でも、週刊モーニングのインベスターZ連載においては、入稿作業も行う。これは作品の編集にあたるが、三田紀房が書いたネーム(ラフ画のようなもの)に書かれているセリフを実際にワード形式でテキストに起こす作業などを手掛けたり、セリフにおける文字フォントの大きさ、フォントの形式などを指定した指示書をつくることもしている。
この仕事をまず二人に取り組んでもらう。セリフの改行位置は作家自身が書いたものと同じ箇所にしたり、2桁の数字は半角、それ以外は全角にするなど細かな点への注意が必要になり、集中力を要する。以前、三田流マンガ論でも三田本人が語っているように、作品をつくるときに迷わず描きあげていることもあってか、手書きで入れているセリフの文字も走り書きがほとんどだ。単純に作業としてセリフを読んでいるとわからない文字もあるが、内容を理解した上で読むとある程度推測できるようになる。
1回20ページ分の文字起こしを、初めてやる場合、2時間ほど時間を要する長時間の作業であり、くたくたになる。2時間超の作業を終えた後、達成感も見えた。
③販売促進(SNS・公式サイト)
インベスターZ×激レアバイトで付箋を猛プッシュ!!
これまでは株の学校ドットコムや平成進化論と組んでインベスターZの単行本を販売してきた。激レアとのコラボでも、インベスターZを使って何かできるのではないかと、販売強化を考えたのが、付箋である!マンガ家・三田紀房のオフィシャルストアを現在開設しており、そこにはインベスターZはもちろん、過去作品の砂の栄冠やドラゴン桜の作者サイン入りの全巻セットを中心にさまざまなものを販売している。そして、そこの一商品として販売しているものが、付箋だ。スタッフも交じって激レアバイトのふたりと一緒に考える。
アイデアを考えるうちに次第に空気が重くなっていったが、スタッフが真面目に遊んだアイデアを出すことで激レアのふたりも一段とアイデアが出やすくなり、だんだんと楽しげな表情になっていた。先ほどの文字起こしに時間を要したため、この仕事では30分、40分ほどしか時間が取れなかったが、8個ほど案が出来た。実は激レアで同行していたライターさんも知らない間に考えてくれていた。。。
激レアバイトが考えてくれたものの一部を紹介!!
■今回取り上げた付箋、なんと買えます!!
コチラからご購入頂けます!
■最後には打ち合わせにも参加!
夜10時から行う三田の定例の打ち合わせにも参加!これは三田紀房のほかにも担当編集者の数名を交えて行う。ここでは、ネームについての打ち合わせが主題になり、1時間という間で必ず内容を決める。下記は通常の打ち合わせの風景。
激レアの太田さん、大石さんも同席!!
二人が三田に質問する場面も。
■激レアバイト、太田さん・大石さんのコメント
太田さん:マンガがつくられる過程を学ぶことができ、非常に有意義な経験となりました。また、一つ一つの作業の緻密さや大変さも実感しました。
大石さん:バイトで苦労したことは文字起こしです。読者が数分で読み終える所を、編集する方々は何十倍以上もかけて、仕上げているんだなと改めて感じました。まだ世に出される前の原稿を間近で読ませていただけたことが、すごく新鮮でした。
めったに触れることはないマンガ家サポートの仕事!この経験がきっと味方になったはずだ!