「モテたければ、金(きん)を持つことからはじめなさい」。
週刊モーニングで連載中の『インベスターZ』本編に出てきたゼンさんが婚活中の男性教諭にしたアドバイスである。作品中で語られたゼンさんの言葉は説得力も持っており、納得してしまう。しかし、実際に金を持つことで自信は持てるのか?果たしてモテに効くのか?
インベスターZ本編に出てきた内容を実際に担当編集Kが検証してみた。金の購入を考えているけど全く知らない、わからない人、モテたい人のために書いた金購入ルポである。
いざ、GINZA TANAKA 銀座本店へ
インベスターZ担当編集K、スタッフTはGINZA TANAKAの前に立っていた。
以前、インベスターZでゼンさんが「金を持てばモテる」というまことしやかな指南をしていたが、覚えているだろうか? それを検証するべく我々ははるばる銀座までやってきたのだ。
が、しかし、、、、
思わぬアクシデントに見舞われる!!
アクシデント1.手数料が高い!
まず我々が来店しやってきて驚いたことは手数料が異常に高いこと。最初に考えていたのが50gの金(約23万円)だったが、ゴールドバー50gを購入する場合、手数料が8,640円かかる。そして、売却するときにも同額の手数料がかかる。ということはつまり、17,280円以上の利益を生み出さないことにはトントンにすらならないという状況だ!換算すると利回り7.5%以上とらないとマイナスになってしまう。(※道塾学園投資部は年の利回り8%以上を使命としている)担当編集はこの事態を悟るなり、あまりのバカバカしさに気づいた。
300gも同額の手数料がかかってしまうが、500g以上になると手数料が無料になる。
が、500gを買ってしまえば230万円を払わなければならない。23万円だったものが、いつのまにか10倍に!手数料の17,280円を受け入れ7.5%以上の利回りを上げる勝負に出るか、それとも230万円の痛手を払ってでもモテへの道を選ぶのか。担当編集が選ぶ道は二つにひとつ。ぎりぎりまで彼の心の中で攻防戦が続く。
23万円のゴールドを買うのか、それとも230万円でモテを買うのか、苦渋の決断を迫られる。
そして、担当編集は悩みぬいた結果、230万円(金)でモテを買う道を選んだ。
担当編集K:「500gのゴールドバー、ください!」
アクシデント2.現金しか対応できない!
意気揚々と500gの金の購入をすることを決めた担当編集だったが、 店頭では、何と現金しか購入が認められない。口座引き落としもできないのだ。
我々は財布はもちろん持って行ったが基本的に事前知識がない状態で臨んだため、
現金で230万円を今この場で持ち合わせているわけがない。風船のように膨らんでいたワクワク感は信じられない勢いでしぼんでいく。。。
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いったん、店を出る
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店を出ると、いったん張りつめた緊張感が解ける。
ここでもう一度体制を立て直すため、銀行で230万円をおろす必要があるが、 先ほどの威勢は既にどこかへ消え去り、今一度担当編集に確認する。
スタッフT:「金、本当に買うんですか!?今なら発言撤回できますけど」
担当編集K:「え!?」
スタッフT:「・・・えっ!?」
担当編集K:「わかったよ!買うよ!」
これでもう本当に逃げられなくなった担当編集は本当の本当に覚悟を決め、最寄りの銀行へと向かったのだった。
クレジットカードでの購入が不可能なため、仕方なく最寄りの銀行窓口で230万円をおろした後、近くの雑居ビルに入り、1Fエレベーター前の踊り場にて我々は記念撮影を行う。おもむろに230万円をバッグから取り出す担当編集。
スタッフT:「おぉっ、230万円の厚み、すげえ!!」と思わず目を爛々と輝かせ、担当編集も妙なテンションになるが、何枚か撮っていくうちに、
担当編集K:「これ(230万円)今、パクられたらヤバいな」
彼が大金の重みを感じて緊張する一方で、付き添いで来ているスタッフTは調子づいてガヤを入れると、隣から冷ややかな視線を感じた。
そうこうしているうちにビルの入り口から入ってきた女性二人組が我々の異様なテンションを目の当たりにし、「えぇっ、ちょっと何???」とこちらにも聞こえる声で怪しんでいる。我々は慌てて後ろ手にバッグに現金をしまいこんでその場を立ち去り、すぐさまGINZA TANAKAへ戻った。
いざ、再入店!!
雑居ビルをあとにし、札束の厚みで気持ちを盛り立てた我々は仕切り直して再度入店する。
入店して、販売員の方から必要書類を手渡され、記入し提出する。店内はしっかりとした仕切りに分けられた個別ブースが約15個ほどある。提出後10分ほどでブースに案内され、金の購入に当たり説明を受ける。その際にいくつかの資料が出される。
金の実物の大きさがわかるパンフレットを使いながら、どのサイズの大きさを購入するかを聞かれ、購入が決まる。
意を決して担当編集は230万円を差し出した。
常軌を逸してこそ開かれるのだ、モテへの道が!
500gの金が運ばれてくる間、手元から離れた230万円に想いを馳せながら、販売員の方が金を持ってくるのを待った。そして、ついに手に入れた500gのバーがコレだ!
担当編集Kの善意で編集スタッフも持たせてもらったが、バーを持って開口一番、 「おぉ、重っ!!」大きさは女性の手のひらにおさまるくらいの大きさなのだが、見かけの大きさに反して重いのだ。
ここぞとばかりに店員の方に話を聞いた、担当編集とスタッフT。以下のポイントは覚えておくと良いポイント。
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①支払方法
店頭では原則現金のみでの購入となるため、あらかじめ購入金額を用意する必要がある。電話・FAXでの購入もできるのだが、その場合、銀行振り込みになり、送料全国一律1,000円、一口25kgまでとなっている。※さらに申込み当日の14時までに振り込まなければならない。品物を受取りの際は、本人確認書類の提示が必要となり、面倒な手続きが必要になる。
②税金問題
金(きん)の売却によって利益を得た「譲渡所得」には、年間で50万円の特別控除がある。譲渡益(売却価格-購入価格)が50万円以内であれば税金は不要。 また、50万円を超えた場合でも、保有期間が5年を超える長期譲渡所得であれば、 譲渡益を2分の1に減額することができる。
③価値は目減りしない
ゴールドバーは激しい欠損などなければ、傷がついても価値は減らない。一方、金貨はその造型の美しさやデザインなどに価値があるため、傷がつくと価値は目減りする。くれぐれも取扱いには注意だ。
④金の価格
・地金価格は、営業日の9:30に公表される。
※海外相場や為替相場で大きな変動があった場合は、同日の内に価格を変更することがある。
下記の価格は田中貴金属における金の販売価格である。
5g(2万3440円)
10g(4万6800円)
20g(9万3600円)
50g(23万4000円)
100g(46万8000円)
200g(93万6000円)
300g(140万4000円)
500g(234万0000円)
1kg(468万0000円)
※金価格は12月8日時点の4,680円/gを参考。
■金にかかる手数料
手数料が500g以上になると手数料が無料になるが、 ちなみに、各グラムの手数料は下記のとおり。
100g、200g、300g⇒一律16,200円
50g⇒8,640円
5g、10g、20g⇒4,320円。
※今回はGINZA TANAKA(田中貴金属)における手数料だが、地金商によって手数料が異なるので注意。
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金の効力やいかに
店を出たあと、先ほどの雑居ビルにて金の撮影を行う。チョコレート感覚で金を買った担当編集は金を購入した高揚感で完全に舞い上がっている。そのそばで案じる編集スタッフ。
悪い予感は当たった。。。
テンションの高さのあまり、はずみで金を地面に落とす。
買ったばかりのゴールド、もう減損かと思いきや、、、大丈夫だった。
「バーは傷がついても価値が変わらない」という購入時に聞いたお店の方の話を思い出し、思わず安堵の溜息。
そして、後日オフィスにゴールドバーを持参し、女性スタッフに貸してあげるといっきにオフィスは賑わう。
目に見えるモテ化、すさまじい金の効力!
金(きん)で投資も恋も解決!! ダイヤモンドオンラインの記事でなんと担当編集Kが金をアツく語っている!?人もお金もググッと引き寄せる金(きん)、あなたも是非!!