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『インベスターZ』で投資部は、約3000億円の資産を運用している。目標利益は年間240億円。 規模が大きすぎて個人投資家の参考にならない! と言わないでほしい。主人公の財前は、投資部に入った当初は株式投資のことを何も知らない“ど素人”。投資の初心者だったが、先輩たちから知識を得て、どんどん成長していく。『インベスターZ』には、財前が学ぶ「株初心者向けの知識」がたくさん詰め込まれている。抜粋して紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

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実際に株を買ってみる

ネット証券で口座を開設し、お金を入金したら、すぐに取引ができる。
そして実際にどの株を買うか選び、買い注文の工程に移ることとなる。
そこで、決めなければいけないことが3点ある。まとめてみよう。

1.銘柄
買いたい株が決まっていれば、その株の会社名または銘柄コードで検索することができる。銘柄コードは、すべての会社に付けられていて、会社四季報やインターネットで簡単に調べることができる。
例えば、ソニー株式会社の銘柄コードを知りたいというときは「ソニー 銘柄」と検索してみれば、すぐに銘柄コードは「6758」と出てくる。

2.価格(注文方法によって異なる)
株をいくらで買うかは「自分で指定する」か「その時々の市場の価格に従う」かのどちらかとなる。ちなみに、価格を自分で指定する注文を「指値注文」といい、価格を自分で決めず市場の価格に従う注文を「成行注文」という。

この二通りのうち、初めて株を買うのなら「成行注文」から初めてみよう。なぜなら、「指値注文」は希望する価格で買売出来るが、その設定した価格にならなければ取引が成立せず、いつになっても株を買えない状況に陥ってしまうことがあるからだ。その点、「成行注文」は現在取引されている価格であるから、すぐに売買は成立する。

しかし、前述したように「成行注文」はその時々の株価によって価格が決まるが、相場は常に動いているので予想していた株価より多少のズレが生じる可能性がある。あまり大きく株価が変動していないならあっても1円、2円のズレだろう。しかし、株価が急騰、急落している時、あるいはあまり売買されていない銘柄を買う場合にはそれ以上のズレがでる危険性は高いので注意だ。

成行注文である程度感覚が身につけば、「この株価でなければ買い注文を出したくない」というような価格重視の場合は「指値注文」を選び、取引をその時々に成立させたい場合は「成行注文」を選ぶという使い分けが出来るようになるだろう。

3.株数
価格が銘柄によって違うように、株数も銘柄によって異なってくる。取引条件として最低買わなければいけない株数が決められており、「売買単位」という欄で確認が出来る。1株から買うことができるミニ株というものもあるが、基本的には100株か1000株の単位となる。

したがって買い注文の際に生じる金額というのは

(1株辺りの価格)×(株数)  ということになるわけだ。<

例えば、ソニー株式会社は1株3300円、株の売買単位が100株なので(2016/09/20 9:00時点)
(3300円)×(100株)=33万円

最低33万円からの買い注文が可能ということになる。口座の中にこれだけの金額が入っていなければ注文は成立しないので、確認してから注文をするようにしよう。

以上が買い注文で決めなければならないことの3点となる。このように株の買い方はとても単純明快。初心者でも心配なくできるぞ。 しかし「買い注文」をしたのなら、しなければいけないのはもちろん「売り注文」。次回は株の売り方を見てみることにしよう。

 

 

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