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『インベスターZ』で投資部は、約3000億円の資産を運用している。目標利益は年間240億円。 規模が大きすぎて個人投資家の参考にならない! と言わないでほしい。 主人公の財前は、投資部に入った当初は株式投資のことを何も知らない“ど素人”。投資の初心者だったが、先輩たちから知識を得て、どんどん成長していく。 『インベスターZ』には、財前が学ぶ「株初心者向けの知識」がたくさん詰め込まれている。 抜粋して紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

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株式市場って何?

株式市場とは、「株式の発行と売買が行われている場所」のことである。

ケーキ屋がショートケーキやシュークリームなどの商品を店で売っているように、様々な会社の株式が並べられているのが「株式市場」だ。 ただ、ふつうの店と違って、その店頭に並べてもらうのに許可が必要。その許可を出す代表となるのが、東京証券取引所(東証)。そのほか名古屋、福岡、札幌の取引所、新興企業向けのジャスダック、マザーズなどである。

それぞれの取引所が企業を審査して、その株式を店頭に並べるのにふさわしい実力があるのかを決めている。 証券取引所の中でも、「東証一部」というのは、審査の厳しい超難関。 東京の有名パティシエのケーキ屋のようなもので、東証一部上場に認定されると、一気にその会社のブランド・信用力が高まる。

すべての会社の株式が買えるの?

身の回りのどんな会社でも、株式が買えるのかというとそれは否!
前に述べたように、店頭に並べてもらえるのは証券取引所の審査を通過、認定された企業のみ。
証券取引所で株式が売買されるようになることを「上場」といい、証券取引所で株式を発行している企業を「上場企業」という。つまり私たちが売買できるのは上場企業と呼ばれる企業だけである。 実は、証券取引所の審査基準を満たしている全ての企業が上場しているわけではない。誰もが知っている有名な企業であっても、非上場の企業なことがある。例えば、大手旅行会社JTBや大手運送業社・佐川急便などは株式市場に上場していない。

どのくらいの上場企業があるの?

東証第一部:1977社(日本取引所グループより2016/8/12現在)
東証第二部:539社(上に同じ)
ジャスダック:725社(上に同じ)

全体の企業数が382万社(経済産業省2016年中小企業白書概要より)あることから見ても、上場企業の数は大変少ない。株式を上場するための、時価総額や純資産、利益などに関する審査基準を満たすのはそれだけ難しいということで、だからこそ「上場」が企業の信用を高めるのだ。

株式市場の取引時間は?

東京証券取引所やJASDAQ(ジャスダック)で取引できる時間帯は、平日の午前9時から11時30分まで(前場)と午後12時30分から15時まで(後場)になる。(名古屋、福岡、札幌などは後場が15時30分まで)

実際の株式の取引はこの時間帯内で行われる。ただし、株式の注文に関しては上記の時間外でも行うことができる。その場合は、次に証券取引所が開く時間に回される。(夜、買い注文をすると、朝9時に買い注文が成立する。)

 

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今回は株式市場に関する基礎情報をお届けした。 次のステップは、実際に株を始めてみること。株を始めるには、何をどうすればいいのか、次回紹介するぞ!

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