株式投資の入門③・「投資」と「トレード」の違い

『インベスターZ』で投資部は、約3000億円の資産を運用している。目標利益は年間240億円。 規模が大きすぎて個人投資家の参考にならない! と言わないでほしい。主人公の財前は、投資部に入った当初は株式投資のことを何も知らない“ど素人”。投資の初心者だったが、先輩たちから知識を得て、どんどん成長していく。『インベスターZ』には、財前が学ぶ「株初心者向けの知識」がたくさん詰め込まれている。抜粋して紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

1
2
3
4

「投資」と「トレード(投機)」ってどう違うの?

「トレード(投機)はギャンブルで、投資とは違う」。
世間でよく言われることだが、本当にそうだろうか? そもそも、あなたは「投資」と「トレード」の違いを正しく理解しているだろうか?

投資とトレードは、どちらも株や債券といった金融商品を売買して利ザヤを稼ぐ行為だ。その目的や売買のスタイルが異なるだけで、決してギャンブルではない。今回は2つの違いを解説しよう。

投資は株を半年以上、場合によっては5年、10年と保有し、企業が成長したら株価が上がり、その分が利益になる。一方、トレードは数分~数週間といった短期間で株の売買を繰り返す売買を指す。日々の株価の変動に対して、「買い」「売り」という市場参加者の心理・需給を読み取って利益を出すのがトレードだ。

投資とトレードでは、「やるべき準備」が全く異なる。例えて言えば陸上における短距離とフルマラソンのようなもの。選手がそのどちらを選ぶかによって、コーチの質、必要なトレーニングや鍛えるべき筋肉、栄養の摂り方などは全く異なるだろう。

投資は企業の成長に資金を投じるので、財務諸表やビジネスモデル、業界の将来性等を分析し、さらに現在の株価が割安かどうかを判断して、株価がこれから上がる潜在的な能力があるかを見極めて株を買う。

トレードの場合は、市場参加者の心理の読み方を学び、過去のパターンを参考にしながら売買のタイミングを図ることが求められる。日々の株価の変動を利用し、チャンスがあれば売買するので、企業の財務諸表やビジネスモデルまで分析する必要はない。

自分のスタイルに合った方法で始めよう

投資では、一般的に年率7%の利益を上げられれば成功といわれる。企業の潜在能力を見極めて成功できたとして、1年で300万円以上を稼ぐには4,285万円程度の元手が必要となる(300÷4,285=7%)。財務諸表や株式の割安さをきっちり見極める力があれば資産が減るリスクは低いが、投資で利益を得るには長い時間と多額の元手がかかる。

その点、トレードの場合は数分~数週間のスパンで売買を行うので、利益を得るチャンスが多く、かつ失敗しても挽回する機会が多くある。数十万、数百万円程の元手を効率良く増やすことが目的であれば、投資ではなくトレードから始めるほうが効率的だという意見もある。

いずれにせよ、投資とトレードの違いをしっかりと区別し、自分の目的と時間軸に沿った方法を意識して選ぶことが大切だ。


【今回の記事の詳しい内容は以下から読めます!】
大金持ちになりたければ投資をするな!(前編)
大金持ちになりたければ投資をするな!(後編)

「投資」と「トレード」の違いがわかっただろうか? 次のステップは、口座開設のときに役立つ「ネット証券の会社ごとの特徴」を一覧にするぞ!





◇関連記事◇
―株式投資の入門①・初心者がまず知っておくこと
―株式投資の入門②・株式市場とは?
―株式投資の入門③・「投資」と「トレード」の違い
―株式投資の入門④・株式投資の始め方
―株式投資の入門⑤・株の買い方
―株式投資の入門⑥・株の売り方
―株式投資の入門⑦・ネット証券の選び方

◇インベスターZ超試し読み◇
トレードを始めるときは何に注意すべき?
財前もはまったFX投資の罠を、「お金が溶けちゃった編」で学習しよう!

インベスターZ お金が溶けちゃった篇


◇インベスターZ<1巻>の試し読みはこちらから!



◇インベスターZの購入はこちら↓

この記事をSNSでシェア