2017年は失敗の年にしろ!

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。三田紀房から皆さまに、新年のメッセージが届いています。なんと、「2017年は失敗の年にしろ」とのこと。一体どういうこと?!



三田流・お正月にやるべきことはコレ!

今年も新しい年を迎えた。初詣で「今年こそは資格を取ろう」「彼・彼女をつくろう」などと、願いを新たにした人は多いだろう。
しかし、去年はどうだったか。「今年こそは」と目標を立て、テレビを観てお酒を飲んでお正月が終わり、いつもの日常が始まって、結局何も変わらないまま。そういう人に、ぜひやってみてほしいことがある。

街に出て、コンビニのATMコーナーに行く。正月早々、お金を下ろす人は少ないから、きっと空いているはずだ。ATMに着いたら、銀行口座の残高照会をする。自分の口座にいくら入っているかを正確に言える人はめったにいない。まずは残高をじっくり眺めて、金額を1円単位まで頭に叩き込んでほしい。

その金額こそが、いまのあなたの「価値」なのだ。

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「お金で人の価値を測るなんて、けしからん!」と、怒る人がいるかもしれない。しかし、他に何で評価できるだろうか。人はよく、耳障りのいい言葉で相手を評価する。例えば、職場で上司や同僚から「まじめでいい奴」「サボらないで頑張っている」と言われ、なんとなく評価された気になっているが、一向に給料が上がらない。これは真の評価ではない。本当に上司が評価し、会社になくてはならない人材だと思ったら、働きに応えて給料を上げるはずだ。

私はマンガ家になる前、実家の衣料品店を継いで商売をしていた。そのころ、お客さんが来て「これはいいね」と言ってくれても、買わないことがよくあった。ほめ言葉よりも、こっちは靴下1つでも買ってほしい。いいと思うなら買うはずなのに、財布を出さない。そのときにつくづく、人の口先の評価は当てにならないと知った。

それほど、人はお金を払うことに対してシビアだ。逆に言うと、お金を出しても「こいつと仕事がしたい」「この人が作ったものがほしい」と思われたら、それは嘘偽りのない真の評価といえる。相手に身銭を切らせることができるかどうかは、自分の価値を測る立派な判断基準である。

さあ、あらためて残高を見てみよう。そこにある数字は、「いまのあなたに、人がどれだけお金を払ったか」。その記録なのだ。

2017年は失敗の年にしよう

では、今年、自分の価値を増やして残高に残すためにどうすればいいのか。人はよく、「資格を取る」「語学学校に通う」などと、何かをプラスすることで価値を上げようとする。こういう常識に対しても、私は真逆の考えを持っている。

プラスではなく、マイナスを重ねる。
「失敗」をたくさんすることで、成功に近づくのだ。

わざわざ失敗を勧めるなんて、変だと思うかもしれない。しかし、それくらい思い切った考え方をしないと、人はなかなか変われない。

私はいま、『インベスターZ』という投資マンガを連載していて、若い人にも投資を始めるよう話す機会が多い。多くの人が「やってみたい」と言うが、まずやらない。やったとしても、1回失敗してやめてしまうので儲からない。結局、儲かる人は、最初うまくいかなくてもやり続け、コツを習得した人だけ。失敗を繰り返した人が、最後に成果を得るのだ。

人はみんな「成功したい」と思う。そのせいで失敗を恐れ、少しでもつまずくとやめてしまう。そうやっていつまで経っても現状維持のまま、大きな成功をつかめずに終わってしまう。いっそのこと、「失敗」を目標にして、殻を破るのだ。

50代、60代になってから投資に挑戦して損をするのはダメージが大きいが、若い独身者のうちは20万、30万を失ってもたいしたことはない。「ダメでもともと」「失敗しても勉強代だ」という気持ちで投資を始めると、「これくらいでオロオロしない」というメンタル・トレーニングにもなる。

好きな子にがんばって近づきたいというのも、同じだ。「どうせうまくいかない」と開き直って、食事に誘う。それでふられたら「あ、そうだよね。あはは、失礼しました~!」くらいでさっと諦めて、次にいく。もしうまくいったら、儲けもの。そうやって失敗を前提にガンガン攻めていくのだ。

「失敗なんて怖くない」と思っていたら、いつの間にか「あいつは頼りがいがある」と評価されるということもある。成功したいと思って失敗を恐れるより、失敗をどんと受け入れる人間のほうが魅力的だし、モテるはずだ。

さあ、2017年はどんどん失敗しよう。

失敗しまくって、デカい人間になろう!

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