財前は「頭のいいクソガキ」だ!

『インベスターZ』キャラクター紹介 Vol.3 主人公・財前孝史


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三田紀房直筆の財前紹介

『インベスターZ』キャラクター紹介3回目は、主人公・財前孝史。作者の三田紀房いわく、財前のキャラ設定は「頭がいいクソガキ」。そのクソガキぶりを発揮している場面を集めてみた。

これまでのキャラ紹介はこちらから
Vol1. 中川君
Vol2. 藤田家のネコ(三田紀房の愛猫が登場!)

あらためて、財前のキャラ設定を紹介しよう。
・偏差値は、驚異的な90(東大に合格するための偏差値は70~80と言われている)
・中学1年生で100億円の資産運用を行う
・理屈臭くて究極の負けず嫌い

総合すると「かわいくないヤツ」。
作者の三田紀房に言わせれば「頭のいいクソガキ」である。
そんな財前が、クソガキぶりを発揮するシーンを集めたので楽しんでほしい。

◆シーン1「この映画、超つまんない!」



投資部の先輩たちから、「この映画を観ればラーメンおごってやる」と言われ、しぶしぶある映画を1人で観る財前。しかし、映画は超つまらない。
ヒット中の感動大作という触れ込みなのだが、「子供と犬を出しておけば感動して泣けるだろ……みたいな」「こんなもの観てたら時間のムダ!」と、財前はさっさと映画館を出る。
実はこれは投資部恒例のテストで、新人につまらない映画を観させて何分で出てくるかを計り、株の「損切り」(持っている株が下がり始めたら、損失が大きくなる前にさっさと売る行為)ができるかどうかを試すもの。
財前は、カリスマ部長・神代に続く短さで21分。「こんなもの最後まで観たらバカになる!」というセリフが、いかにもクソガキらしい。

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◆シーン2「だからあなたたちはアメリカに負けるんだ!」



「投資部の金庫に眠る資産を売り払って、ベンチャーに投資したい!」
突然の財前の提案に投資部メンバーは動揺するが、資産の持ち主である藤田家当主・繁富は「話を聞くから直接説明に来るように」と言う。
北海道から東京に飛び、財前は繁富に会う。しかし話を切り出した途端、繁富は「答えはノーだ」とばっさり。なぜ?と理由を考え、財前は「これは自分を試しているだけだ」と気付く。
「正面突破ではかなわない。奇襲をかけて平常心を崩し、混乱させて一気に突入する!」
一瞬で作戦を組み立てた財前は、繁富をじっと見据えて挑発的なセリフを吐く。
「だからあなたたちはアメリカに負けるんだ!」
思わず言葉を失う繁富。だが、さすがに大物だけあって感情的になることはない。
「財前君、その手で先輩たちを黙らせたのかね?」
繁富は財前の作戦を見抜くが、その頭の切れと腹の座りっぷりを認め、交渉のテーブルにつくことを承諾する。
相手が年長者であろうが全く気にせず、交渉に勝とうとする財前。中学1年と思えないクソガキぶりだ。

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◆シーン3「了見の狭いヤツだな~」



ライバル・慎司との投資三番勝負、第1弾は「FX投資」。素人の財前は、投資部で為替に最も詳しく、FXで高い実績を上げている先輩の富永からレクチャーを受ける。
最初の授業は、最も基本的な「円高・円安」についてだ。
「円安は絶対に良くない」と説く富永に、「外国人観光客が増える」「輸出企業の収益が上がって景気が良くなる」など、円安のメリットを挙げて反論する財前。次々に論破されるも、「でも1ドル=360円のころはメチャクチャ経済成長しましたよね?」とダメ押しをする。富永は話を中断し、「もういい。あとは自分で何とかしろ」と言って去っていく。
そんな富永の反応に、財前は「矛盾を指摘されて気分を害するなんて、了見の狭い人」「完全に見損なったよ」と、先輩相手に上から目線。相手を怒らせた自分の非を一切認めない。さらに「円安のメリットを徹底的に調べて、明日ぶつけてやろうか」などと、次々に負けず嫌いぶりを発揮。
富永が財前のことを考えたうえでの行動だったことが後でわかるのだが、ここでの財前のクソガキぶりは見事だ。

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どうだろう?財前のクソガキ・キャラを理解すると、『インベスターZ』のストーリーがますます楽しめないだろうか。しかも、財前は、「ただのクソガキ」ではない、繁富が見抜いた通り、ずば抜けた思考力と直感の持ち主で、われわれ読者をスカッとさせてくれる「すごいクソガキ」なのだ。
こんな主人公、ほかにはいない。ぜひ一度、財前のクソガキぶりを意識しながら『インベスターZ』を読み直してみてほしい。


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