Vol.03 投資先はこう選べ! インベスターZが教える、株の始め方

Vol.03 投資先はこう選べ!

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さくら
東京証券取引所のホームページを見たら、上場企業って3,493社もあるのね(2015年9月18日時点)。つまり、私たちが投資できる銘柄の種類が3,493もあるってこと。気が遠くなりそう~。
倫子
こんなにたくさんの銘柄から、何を手掛かりに投資先を選べばいいの?
美雪
そんな2人に私の憧れの王子様、ウォーレン・バフェット様の教えを授けるわ! これがバフェット様よ!
さくら
美雪ちゃん、携帯の待ち受けがそのおじいさんなの(笑)。
倫子
このジイさん、いったい誰……。
 
美雪
アメリカ人で「投資の神様」と言われている方よ。6歳でビジネス、11歳で株式投資を始めて次々に成功。自ら率いる投資会社バークシャー・ハサウェイを通じてコカ・コーラ、アメリカン・エクスプレスといった成長企業に投資して50で6億ドル、60歳で40億ドルと資産を増やし続けてきたの。いまは資産約727億ドル。2015年版『フォーブス』世界長者番付で3位に入る大富豪になっているわ。
さくら
すごい。超~右肩上がり!
倫子
バフェット様はどうやって銘柄を決めているの?
美雪
基本的には安定成長を続けそうな超優良企業を見つけて長期間保有するスタンスよ。ローリスク・ローリターンで、着実に成長しそうな会社を見つけ出すの。たとえばどんな会社だと思う?
倫子
流行に左右されない商品を売っているとか。コカ・コーラって世界中の子供が好きだし、ロングセラーよね。
美雪
そうそう! 大事なのは、その分野で「強み」を持っていること。「強み」というのは、たとえば他の企業にまねされにくい、価格支配力があるといったこと。倫子ちゃんが言ったように、流行に左右されず長い間強みが維持できて、需要が世界中に広がっていることもポイントね。ちなみにバフェット様は商品やサービスを好きだと思う気持ちも大事にしている。コーラも大好きで、「食事のカロリー4分の1はコカ・コーラ」と冗談を言っているくらい。
さくら
私たちが投資先を選ぶときも、興味を持てる分野を決めてその中で強い企業を探していけばいいのかしら。母が喫茶店を始めてから、私はコーヒーのチェーン店が気になるわ。母のお店と規模は全然違うけど、ドトールはどうやってビジネスを成功させているのかとか。
美雪
2人ともとってもいい線いってる! さくらちゃんの言う通り、最初は興味がある分野や、いつも利用している商品やサービスを売っている企業から投資を始めるのがいいわね。気になる会社を日経会社情報で検索してみましょう。
さくら
えーっと、ドトールを展開している会社はドトール・日レスホールディングス。株価を見ると、最近3カ月はあまり伸びていない。
美雪
ちょっと待って! バフェット様は企業が利益を出し続けているか、成長し続けているかを「最低10年分見るべき」と言っているわ。
さくら
えっ、10年も?! 確かに、5年、10年と見ていくと、一時期成長が止まったところからまた伸び始めている。なんでだろう?
美雪
株価とあわせて「関連ニュース」を見るとわかりやすいわよ。
さくら
なになに、「純利益35%増 15年2月期、新業態の喫茶店好調」か。高級路線の「星乃珈琲店」が人気でここ数年は業績が良くなっていると書いてある。なるほど!
倫子
そういえば、うちのお父さんは仕事の合間にルノアールって喫茶店に行くって言ってた。他のチェーン店よりいいんだって言うから見てみたら、地味で古臭くて、私はスタバのほうが断然いいって思っちゃった。
さくら
経営しているのは株式会社銀座ルノアールね。ここ10年の株価は……。えっ、右肩上がり!
美雪
インターネットで検索すると、「タバコが吸えて落ち着く」「昼寝しても怒られない」「おじさんのオアシス」って、ファンの声が出てくるわ。最近は若者向けの安くておしゃれなカフェチェーンが増えたから、あえて別のポジションをとって独自性を出しているのね。
さくら
同じコーヒーチェーンでも、いろいろな方法があるのね。
美雪
あえて流行の逆をいくことで成功する会社もある。身近な商品・サービスから入れば、社会の動きや企業の戦略も楽しく考えられるでしょ。
倫子
ホント面白い! 私はファッションの業界を調べてみようっと。